実質賃金マイナスが映す日本企業の賃上げ力低下と統治改革の課題
2022年以降の実質賃金低下は円安や資源高だけでは説明できません。春闘の高回答、最低賃金引き上げ、企業の利益剰余金、非正規雇用、労働生産性を横断し、日本企業の賃上げ力がなぜ弱いのかを企業統治の視点で読み解く。名目賃上げが家計に届く条件と物価高時代の賃金循環を丁寧に解説。
2022年以降の実質賃金低下は円安や資源高だけでは説明できません。春闘の高回答、最低賃金引き上げ、企業の利益剰余金、非正規雇用、労働生産性を横断し、日本企業の賃上げ力がなぜ弱いのかを企業統治の視点で読み解く。名目賃上げが家計に届く条件と物価高時代の賃金循環を丁寧に解説。
2月のCPIは3年11カ月ぶりに2%を下回りましたが、米・イスラエルのイラン攻撃で原油価格が急騰。民間予想では2026年度の物価上昇率は2.1%に修正され、実質賃金プラスの定着が危ぶまれています。
2026年春闘の集中回答日を迎え、トヨタや日立など主要製造業の6割超が満額回答しました。賃上げの実態と実質賃金プラス定着への課題を解説します。